お墓の仕事に携わる石屋さんというのは一般の人よりも「死」と身近です。日々埋葬などの仕事をやっている僕達は人が表す究極の「喜怒哀楽」の場を誰よりも多くみているのかもしれません。こんにちは。石屋のけんすけこと清水健介です。
大切な人が亡くなれば 涙は自然と出てくるし
面白い事があれば 人は笑う。
美味しいものを食べれば 笑顔になる。
これって太古の昔から人間が本能的に持っていたものだと思うんです。
ネアンデルタール人は仲間が死んだ時にお墓を作り花を手向けたという有名な話があります。埋葬をするということは死を理解するということ。死者を弔うということを考えれたということです。人の祖先にあたる原始的な脳にもこの感情は刻まれていたという証拠です。
最近埋葬の件数が多くふとこのネアンデルタール人の話を思い出し、10万年も前の遠い昔から現代まで人の感情や死者への気持ちは不変のものなのだと改めて気付かされました。
お腹が減ったならnicinoへ行こう
ネアンデルタール人の頃の話にすこし触れましたが人には食欲というものがあります。ただ食べるのであれば松屋で牛丼を食べればいいだろうし、3分で調理を済ませたければカップメンでいいわけです。
人はときに感動する味に会いに行きたいわけです。
はい そんな感情が出まして大好きなnicino(ニチーノ)へ行ってきました。
上板橋北口のほうにある名店だと僕は思っています。カジュアルイタリアンです。服なんかに気を使う必要はありません。ただただ行けばそこに美味いものがあり感動できるお店です。
埋葬件数が増えてくると人の悲しみに触れる機会が圧倒的に多くなります。いくら慣れているからとはいえ、「喜怒哀楽」でいうところの「哀」が多いと人は「喜」を本能的に欲するのだと思うわけです。食で「喜」を補給です。
ワインはボトルではいかずグラスでメルローをいただきました。
馬車に乗ったモッツァレラ
メニューを見て
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なわけです。
調べて見ますと「イタリアはナポリの名物料理」とのこと。
簡単に言うと、2枚の食パン(みたいなもの)の間にモッツァレッラを挟んで、衣を付けて、油で揚げたものです。とヤフー知恵袋さんからの引用です。
イタリア名は、”mozzarella in carrozza”、直訳すると「馬車の上の(=馬車に乗った)モッツァレッラ」となります。
はいこれ。nicinoでは揚げてはおらず、ピザ釜で焼いてましたね。
これ最高!
やわらかくなったパン。とろけたアツアツのモッツァレラ。書いていてまた食べたくなってきます。
肉はピザ釜で焼いているので火の通り具合、味付けなどは完璧です。
一緒に行った奥さんとはスピードをあげて食べないと最後のパスタまで行く前にお腹がいっぱいになってしまうということでピッチをあげて食べておりました。
一口食べては 笑顔になり。
ワインを一口飲んでは 笑顔になる。
話す会話は夫婦で仕事の話、埋葬やお墓のことなのですがnicinoの料理がまた明日への活力を与えてくれました。
ぜひお腹がすいたら一度上板橋のnicinoへ。
この記事を書いた人
- 創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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