49日法要までお墓を建ててほしいとの要望。

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とにかく時間がない。いっぱい考えることはある。

こんばんわ。石屋のけんすけこと清水屋5代目予定の清水健介です。僕の自己紹介についてはこちらをご覧くださいね~。

自分の大切な人が亡くなって葬儀が終わり、お墓を考えなくてはいけないという状況になった時あなたは何を思うでしょうか。無宗教、キリスト教などは違うのでしょうが在来仏教の場合、亡くなってから49日で納骨をする場合が多くあります。

仏教の場合、亡くなってから七日ごとに法事・法要があります。四十九日までの法要を「追善法要」と言い、その後一年ごとの法要を「年忌法要」と呼びます。
なかでも、亡くなってから49日間を「中陰」と呼びます。 この間七日ごとに閻魔大王による裁きが行なわれ、極楽浄土に行けるかどうかの判定が下されるのが四十九日目です。

ちなみに49日法要での納骨ですが、49日後では遅いのでそれよりも前の40日前後で尚且つ、参列者のことを考え土日が最も多いです。この49日までにご納骨をする場合でお墓がない場合、遺された方々には本当に御苦労をかけてしまいます。お通夜、告別式が終わってすぐに墓所、墓石の手配をしなければいけないからです。石の産地、加工方法などによって49日までに建てられない場合もありますのでお断りさせていただくことも当然あります。

本日はそのようなお客さんとお会いしてきました。墓所は生前に旦那さんが取得していました。ですが生前だったため墓石はありません。旦那さんがお亡くなりになり奥さんと息子さんがお墓を建てることになりました。

まず僕は謝りました。葬儀が終わり身体的にもキツいのに、お墓という大事なものを数日間で決めなければいけないことを申し訳ないと思います。と

ほとんどの方が近くに建っているお墓と同じでいいという選択をします。時間もないし知識もない。49日で納骨をとにかくしたいという思いが強いため、他のことを考える余地がなくなっているのです。

先日のほんまでっかTVでやっていたのですが人間は同時に5つ以上の選択を迫られるとパニックというか判断できる状態ではないそうです。

僕はなるべく後々に後悔をしないように丁寧に話を進めていきます。何回も同じことを説明しても大丈夫ですし、気にしなくたってかまいません。

自分の思ったことを言っていただいて結構です。

結果、満足のいくお墓を作っていただくことが僕のなによりの喜びです。

お墓は作ってゴールではなく、作ってからスタートですからね。

今日の一輪

ぼたん(きんぽうげ科)
花言葉「恥じらい・富貴(ぼたんの別名のひとつに富貴草)」

IMG_1378

写真は練馬のお寺さんにて。この牡丹は本山の長谷寺からいただいたものだそうです。

原産地の中国では元来、薬用としてボタンを珍重した。後に白楽天など詩人たちがボタンの花の豊麗さを賛美するようになって鑑賞用として人気が高まり「百花の王」と呼ばれることになる。牡丹(ぼたん)の字の起こりは、中国では丹色(赤)が上乗とされたため。牡は雄々しい意味という。

唐の皇妃、馬頭夫人が観音さまの霊験を得たお礼に牡丹を献木したのがはじまりともいわれてるんだってー。

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この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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