お墓はまわりに影響される、されてしまう。
今日の東京は朝から寒かったですね。はく息が白かったです。こんばんは。石屋のけんすけこと清水屋5代目予定の清水健介です。僕の自己紹介についてはこちらをご覧くださいね~。
今夜はサッカー日本代表のワールドカップのアジア予選の日でもあります。最近は会議などでなかなか試合を見れなかったことが多かったですが今日はゆっくり見れています。昔、国立競技場に見に行ったことあったなぁとか、トヨタカップを見たこと、初めてカズを見た時は“カズさーーん!!”と叫んでしまった事など思い出していました。
さて、一日お墓の図面を考えていたのですが、今日の話は墓石ではなく、外柵の話。
外柵とはなんぞや。
以前の外柵建てこみ風景。こんな感じです。東京型の外柵
墓石は土の上にポンと置いてあるわけではなく、他の人の墓所との境界線をはっきりさせるために外柵というものをつくります。囲障ともいいます。※本当に昔は墓石をポンと置いてあるだけが多かった。地域によっては石ではなく竹で囲障を作っている場所もあります。
特別の規則がなければお客さんが建てたいものを建てれればいいと思います。墓石は…。
外柵にはその土地の風習にもよりますがこれが結構厄介です。都立霊園、民間霊園の場合は「地面より何㎝以内で囲障を作ってください」というような規則があるので、外柵の高さ塔婆立てなどはそれに従い建てます。
一方お寺さんの場合は書面などでは規則がない場合が多いと思います。もちろん規則を設けているところもありますが、大体はそこでお仕事をしている石屋さんのローカルルールのほうが多いと思います。
つまり、まちまちということ。
昔のお墓を見ると階段を何段も作っているお墓が多いです。(うちの地域では)また階段一段の高さが高いのも多いですね。
時代によって立派という概念は変わってくると思います。人より大きくする。地面からの高さを高くすることが良いとされている時代はたしかにあったのだと思います。
一方、今はどうか。
そのようにお墓を作ってきたのですが、今では足が上がらなく、階段を登れなくなってしまった…。このようなケースが非常に多いのです。バリアフリーなんて言葉は昔にはなく言われ始めたのはここ20年くらいでしょうか。
そのように地面からの高さがある囲障のお墓が両隣にあったら…。
今回の事例はこれです。
悩みます。
囲障は低く設定したいのですが、実際作ってみたら両隣の外柵が高いために狭く感じる。キツく感じたりするものなんです。当然、囲障を高さがあるものにすると石を使う量が多くなるので価格も上がってしまいます。
両隣がお墓のリフォームをすることを予測しながらお墓を建てる。これも1つの方法かとは思うのですが…。あんまり期待はしないほうがいいです…。
墓石はある程度自由にデザインもできる。しかし外柵については周りのお墓とのバランスを考えなくてはいけない。圧迫感との戦い。
今そんなことを考えながら図面作成中です。
けんすけの桜 (全然咲かないさくら)
今日も咲いていません。期待を裏切らないね。
今日の地元かみいた飯
昨夜はうちの会社のとなりの中華屋にいきました。そこでビールを頼んだ時のおつまみ。
花椒ピーナッツ
ホアジャオと呼びます。中国山椒という人も。
ピーナッツを花椒とともに揚げてある感じで本当に美味しかったです。おつまみだけどね。
ちなみに
麻婆豆腐 の麻という字
あれは中国語の意味で“しびれる”という意味で山椒のことを指しているんですよ~。ほんでは!
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この記事を書いた人
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清水 健介この記事を書いた人
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創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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