メディアは多様化しているから自分の見る目をしっかり持っていないとね。

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おはようございます。今朝はお客さんのお家へ工事の話をしに行くために少しだけ早く起きたのですが、スマホをちら見しますと松山英樹の順位がグイグイとあがっておりましてトップタイでテンションがあがりました石屋のけんすけこと清水健介です。

スマホでは現状のスコアがライブ配信されてまして軽トラでお客さんのところへ着いた時にはプレーオフにもつれ込んでいました。お客さんと少し打ち合わせを終え、帰ってくるとテレビではプレーオフが放送されておりウェブシンプソンとの緊張感のあるプレーを見ることができました。結果は松山英樹の優勝。いやいやすごい。同じ日本人として誇りに思うわけです。

https://twitter.com/PGATOURJapan/status/828391966320660480

既存メディアの危険性 葬送の多様化!?

そんな月曜の朝からゴルフ中継を見て興奮していたのですが中継を知ったのはfacebookです。PGA TOUR JAPANのアカウントがありそこでNHK BSでの放送を知ったのです。優勝記者会見もライブ放送で見ることができました。

https://www.facebook.com/PGATOURJapan/?hc_ref=NEWSFEED&fref=nf

今までのように新聞やテレビのボタンを押して番組表を見ることはしていません。朝起きると新聞が届いていてテレビ欄もしくは1面からチェック、他の紙面へのようなルーティンから明らかに行動は変わっています。

アマゾンプライムでの番組放送やabema tvのようにネットを介した新しい番組の放送の形がどんどんと出てきているため人は好きなものを好きな時に見るという行動に完全に変わったと言えます。メディアの多様化の結果、テレビなどの視聴率が悪くなってしまうわけです。

テレビ番組、ラジオ、新聞などの既存メディアは見てもらう人を獲得するために色々な手法で注意をひこうとします。テレビは見てもらわなきゃ話しにならんし新聞は売れなきゃダメ。難しい時代ですね。

そんな中既存のメディアは物事を面白おかしく、針小棒大(小さなことも大きく)、もしくはショッキングな言葉などというか注意をひくような事じゃないと現代ではよほどのことがない限り読んでくれないわけです。

葬送の形態は地域によって違う。メディアで伝わってくるのはスタンダードではない。

僕達の業界に話を変えるとテレビでは墓終い、海洋散骨、ゼロ葬など色々なワードが並んでいます。そのすべてにお墓は負担になる。迷惑をかけたくないからという理由がつけられています。

では実際にそれをおこなう人の割合を考えたことがあるでしょうか?

平成23年の東京都調べでは

  • 自宅でお骨を持ち続ける
  • 樹木葬
  • 散骨
  • 納骨堂
  • 永代供養墓
  • 室内墓

これを合算して25%という結果がでています。ですので既に持っているお墓への埋葬、新規墓石建立での埋葬は残りの75%となっているわけです。今は平成29年でおそらく前述の25%の部分が30%くらいになっているのが実情だと思います。割合としてみれば認知はされているけどほとんどの方が一般の納骨方法をとっているのです。

メディアが多くなってきたことによって好きな事をいつでも見たり、調べたりすることができる。このようになってくると人は自分の都合のいいように物事を解釈しがちになるということです。メディアで伝えられていることが真実なのかどうなのか。受け手の解釈によって180度違ってしまうものなのです。

0(ゼロ)葬というのも出てきています。

という放送があったとします。ゼロ葬とは島田裕巳氏が提唱する新しい葬法のことです。火葬場でお骨を引き取らずに処分してもらうという考え方になります。メディアで伝えられることによって世の中のスタンダート(普通にできること)だと思いがちな例です。

これはあくまで提唱なのです。実際に可能かどうかは地域によって異なることを認識していないといけません。

事実として全部収骨の風習である首都圏の火葬場ではお骨の処分はできません。なので0葬はできないということになります。部分収骨の風習がある大阪や名古屋の火葬場では0葬が可能なところもあるそうなのですが、首都圏の人達にとっては不可能という現実があるのです。

多種多様な情報がメディアから聞こえてきますが受け取る我々にも知識が必要となってくるわけなんです。なので見る側としてはちゃんとした情報を受け取ることがこれからの時代に必要になってくるのだと思います。そして誰々さんがこういう葬儀・埋葬をしたから私も~ではなく、自分の選択をしてほしいわけです~。

ではまた!

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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