お墓とは葬儀とはなんなのだろうか。

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おはようございます。

ワールドカップロシア2018盛り上がっていますね。日本代表戦や他の試合を見ていて寝不足な石屋のけんすけこと清水健介です。ワールドカップのことはまた今度書こうかな。

いやいや久しぶりの投稿となってしまいました。

さて、突然のブログタイトルなのですが、

お墓とは葬儀とはなんなのだろうか。

はい。これまた突然ではあるのですが、僕のおじさんが昨日亡くなったんですね。以前から余命OOのような形で連絡をいただいていたのでいきなりの連絡でもなく、ビックリという感情よりは

そっか…。

苦しまないでいけたかな…?

というような感情でした。

先日、お茶の間に笑いを届けてくれた「 笑点 」の桂歌丸さんが亡くなられた報道を見てまして歌丸さん妻や一部の弟子には

「 苦しい 楽にしてくれ 」

とおっしゃっていたそうです。

非常に胸が痛みます。人は死ぬ間際に何かを悟るのかもしれないのですが、今を生きている僕達には計り知れない感情になるのかもしれません。

おじさんも楽に逝けたのかな…。

おばさんとは何回か連絡をとりあっていたので状況はわかっていたのですが、お見舞いはもちろんのこと葬儀にもこなくて大丈夫だからということを聞いていたんです。

葬儀も家族のみでおこなう。いわゆる家族葬ってやつですね。

うーん。正直複雑です。

当然芸能人ではないのでお別れの会などは開くことはないので、やはり別れの場所としての葬儀というのは必要なのかと僕は私的に思う限りです。

ご家族の意向という言葉はあります。尊重しなくてはいけないことも重々承知です。

ですが、人には区切りが必要なのだと思います。また人は自分一人、もしくは家族まで広げたとしてもその数名内で生きてきたわけでは決してないと思うのです。その人達へのありがとう、そしてお別れの場が葬儀なのかな。

このブログを書きながらもおじさんとの思い出は蘇ってきます。

僕が幼稚園の運動会などに当時のフィルムカメラのシャッターの調子が悪くなかなか写真が撮れなかったことも。たわいもない出来事ですがこういうのが思い出でしょう。

どっかに旅行に行くときに待ち合わせ場所にいつも遅刻してくるおじさん夫婦でした。

思い出しながら悲しい気持ちになります。

「ありがとうございました」 って一回言いたかったな。

今度対面するのは火葬が終わってお骨になってからでしょう。

やっぱり故人と最期には会いたいと思うってのが人間なのかもしれません。

今は

実感がないです。

一方で

実感することで前に進める

このようなこともあるのではないかと。

実感する場。

これが葬儀の重要性なのかと僕は自分で体感することでわかったかもしれません。

おじさんにはお墓があるのでそこへ埋葬されるでしょう。

色々思うところはあるのですが、お墓も葬儀も自分のためではなく他者のためにあるということです。

小平霊園の樹木墓地 芝生の下に埋葬されている。

今多くの希望者がいる樹木墓ですが、僕個人の考えにはなるけれど「ここに入ってます」と言われても実感がわかないのです。

先日僕がお世話になっているお寺さんに若い女性が旅行用のキャリーケースを引きながらいらっしゃっていました。

お寺の奥様と話をしていまして、亡くなった人に会いにきたのでしょう。永代供養墓に行きお戒名プレートをさすっていました。

永代供養墓でもお戒名や故人の名前を彫刻することによって個人が特定されるのはいいことです。

沖縄にある平和の礎(いしじ)もそうです。

刻むことによって個人が特定される。

以前行った沖縄県「平和の礎」

お骨が見つからなかった人も名前が刻まれている。親族の方でしょうか平和祈念祭の様子がテレビでも流れていますが、この記念碑の前で泣いておられます。

拝む 手を合わせる対象が人には必要なんです。

今回のことで僕はあらためて思うのです。

人には亡き人とのお別れをする機会が必要だと。

人には手を合わせて故人と向き合う場所が必要だと。

会いにいける場所が必要だと。

HP⇒お墓参りの時にみんなが笑顔になるようなお墓の提案をします。清水屋のホームページ

blog⇒僕の日常や料理のこと、もちろんお墓のことを書いています。石屋のけんすけブログ

ウェブショップ⇒深川製磁の骨壺や手元供養の商品を取り扱っています

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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