最近ブログをなかなか更新できずにあぁ…と思っていた石屋のけんすけこと清水屋5代目予定の清水健介です。こんにちわ。僕の自己紹介についてはこちらをご覧くださいね~。
忙しいというのは理由にはならないのですが更新が止まっていました。さぁ今日はいい天気だし、朝 富士山見えたし仕切り直してまた書いていきますよ~。
お墓つくりは提案型から体験型へ。
昨日は月イチやるお寺のお掃除会だったのですが、お客さんとの打ち合わせが急遽入ってしまい欠席してしまいました。関係者の方々すみません。そんな打ちわせのひとコマ。
昨日のお客さんの娘さんはネイリストでした。爪という小さいキャンバスのなかで毎日戦っている方です。自分の爪を今一度見ていただければと思いますが結構小さいですよね。この中で花や柄などのバランスを考えに考えて表現していく。そして女性にとっては自分の表現方法だったり、ネイルはご褒美という方だっている。ネイリストってもはやアーティストですよね。
お墓つくりを楽しむ。
昨日の時間はそんな時間だったと思う。僕も非常に勉強になりました。
お墓・楽しい?それって不謹慎では?という方がいれば全く違うと言っていいと思う。亡くなった方を想い、花の彫刻を考える。そしてそのお墓を継ぎ、自分もそこへ入っていくことを想像しているからこそ楽しめるという所までいけるんです。自分も入るなら納得したいし、各格好良かったり、綺麗なところがいいでしょ?
今でも石材店からの一方的な提案でお施主さんに決めていってしまうケースが多いと思う。
形はこれとこれ。色はこの2種類の中から選んでください。文字はPCで出した明朝体みたいなのを無理やり石塔に入れているから潰れた文字になっちゃっている…。
これ本当にある話ですよ。
この10年くらいでその傾向はだいぶなくなってきてはいるけど、まだまだそんな状態はある。だから後々トラブルになったりする。
お客さんと一緒につくると時間はそれ相応にかかるんだけど、できたお墓に年一回しかいかないとかだと寂しい。一緒につくることによって愛着をもってもらって「またお墓参りに行こうって」そう思える場所をつくるお手伝いをするのが僕の仕事なんです。
石に文字 図案を彫刻するとは
ちょうどいい石のプレートが会社にあったのでこれをまず見てください。
なんだ??これガサガサ?と思うかもしてません。これが石なんです。石を切った状態だとこのような色をしているのです。それを何回も何回も研磨するとこのように
ピカピカになるのです。
墓石の彫刻とは特殊な場合を除いて、この磨いた状態に彫刻をするということ。つまり黒い石に彫刻すると、さっきのグレーの色がでるってことなんです。なので色をつける場合以外で彫刻とは※黒い石種の場合だと。
磨き部分 黒くてピカピカ
彫った部分 灰色でザラザラ
この二色のみで文字や柄を表現しなくてはならないのです。
昨日の作業をちょっとだけ。下の図案を見てください。ユリの花ビラをランダムかつ緻密に並べていってもらいました。もちろん全体のバランスを考えながらね。でもこれじゃ正直どんな風に完成するのかわからない。どこ彫るの?どこが石の磨いた部分なんだろ??ってなっちゃうよね。
この状態から僕が今まで自分の会社で作ったお墓の彫刻写真から画像を加工してこんな感じの提案をしてみましたよ。
けっこうイイんじゃない?これなら
磨き部分 黒くてピカピカ
彫った部分 灰色でザラザラ
がどういう風になるのかわかるよね。花ビラが重なっているところが細かくなるんだけど1つ1つ花ってわかるように考えました。
これはオンリーワンの図案だよね。
さっ まだいっぱい案件かかえているのでまた図面、提案書の作製にもどりますね。また明日!
そういやあゴルフのシャフト注文してるんだけど来ないな…。腰痛いからその仕様で発注してみました。その報告はまた後日ね。
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この記事を書いた人
- 創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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