あなたの骨壷。私の骨壷。石屋さんの僕が骨壷を取り扱っているわけ

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久しぶりのブログになってしまいました。こんにちは。石屋のけんすけこと清水健介です。いやぁ暑い!連日30℃を超える東京で梅雨明けをもうしたんじゃないかなんて思うほどですよね。

さてさて、今ひそやかなブームがおこっているわけです。

それは…

マイ骨壷さがし。

マジか??と思うかもしれませんが実際にこのブームは起こるところでは起きています。生きているうちに自分の骨壷を用意しておこうという流れです。

現在、納骨堂やロッカー式などの認知度がどんどんあがっていって今では通常の会話にも出てくるようになってきました。今では色々な番組でも取り上げられています。その中では葬儀やお墓探しなどは亡くなってからだとドタバタしてしまうので生前予約等を行ったほうがいいということです。

そのような時代の流れの中から自分らしいお骨壷を生前にも求める人が多くなってきているということだと思うんです。

うちの会社では有田焼で有名な深川製磁社のお骨壷を結構前から取り扱っていまして、ここ最近の問い合わせが非常に多くなってきています。東京近郊だけじゃなくて遠方からも問い合わせが実際にあるんです。

さて、なぜ僕がお骨壺を取り扱おうと思ったということですが。やっぱり実務ですね。納骨式に石材店の僕らは実際に立ち会い、作業を行います。僕のプロフィールには“学生時代からやってきた納骨の件数は1000件以上”となっていますがおそらくもう2000近くやっている気がします。

その膨大な数をこなしてきたから解り、感じたことがありました。最後に故人のお骨壷を持ってお墓へ入れるのは僕なのですが、家族や親族の方へ触っていただいているんです。そうしていると触れた瞬間に人が亡くなった悲しみや、長寿の寿命を全うしたある種の喜びなどの感情が参列者の中に出てくるんですね。

当然お骨壷なわけで故人のお骨に直接触れているわけではありません。でも陶器というものは人の感覚的にぬくもりや故人の面影など直観的なものを感じやすいのではないかと以前から思っていたんです。これがステンレス製のお骨壷だったらそのような感情は出なかったのかもしれません。

話はちょっと飛びますが、お家にお客さんが来た時に、お茶を入れるご家庭があるとおもうのですが普段使いとは違う別の茶器ってありません?

あるご家庭も結構あると思うんです。あれは結局何なのかと言うと

相手への最大限の思いやり、おもてなし

だと僕は思うんです。

お茶が飲めるなら100均で買ってきたやつでいいわけですよ。でも違うよね。来ていただいた相手への敬意。自分の気持ちを示すものだよね。

この感覚と骨壷が僕の中でマッチしたんです。

死者への最大限のおもてなしとは何なのかってね。まずはお骨が触れる陶器。そう骨壷じゃないかってね。

瑠璃さくら やすらぎの壺

前述したロッカー式などはカギが渡されていて観音開きにパカっとするとお骨壷が見れるようになっているんです。なので白いお骨壷のままだと寂しい気分になってしまうというご意見はいただいていたんですよね。

骨壺は死者への愛
骨壺は死者への贈り物
骨壷は亡き人との思いで

そんな言葉と言い換えることもできるかもしれない。

うん。お茶が美味しいね。てかこの柄は…

まだ取り扱い量が少ないのですが近日中にどんどんアップしていく予定なので興味のある方はこちらをのぞいてみてくださいね。

ぜひあなただけの骨壷を探してみてください。

それではまた。

HP⇒板橋・練馬でお墓を建てたい。墓所リフォームのことなら清水屋

blog⇒石屋のけんすけブログ

ECサイト⇒深川製磁の骨壺や手元供養の商品を取り扱っています

おまけ 手元供養とはなんぞや

現代において住宅事情というものは多種多様なんです。僕がいる東京などの都市部では仏間がある家も少なくなってきました。てか最初からマンションにはないんです。なので当然お仏壇は置けない。でも大切な故人を偲ぶ場所が欲しい。そんな想いに答えるのが手元供養という考え方です。

海洋散骨や樹木葬などで故人を埋葬する方も多くなってきました。そのお骨や故人の思い出の品を入れることができるものが手元供養なんですね。

具体的にいうとこういう感じのもの。

色のついているところは七宝焼き

陶器だとこのような感じ

深川製磁の手元供養

ねっきれいでしょ。また今度の機会に詳しく説明しますね。

それではまた。

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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