昨日の話しですが暑すぎる…。暑い時に鼻水やクシャミが出たらヤバいと聞きましたが、出ていました石屋のけんすけこと清水健介です。いやいや暑かったですね。35度とか天気予報で出ていましたよ。てことはですよ。墓地内は37度くらいになっているわけです。黒い石なんか触ったら火傷するくらい暑くなっている。今日は風もあって涼しいかな。若干体調が悪い…。汗のかきすぎかな。

そりゃこうなるわ。
今梅雨なんですよね…?雨が降らないと工事は進むのですが、職人達への体への負担が大きくなってきます。本日は二件の工事完成でした。7月のお盆までに完成なので急ピッチで仕上げにかかっています。

加工で名前消すのではなくこんな感じで
さてさて、今日は埋葬だったのですが、御戒名が彫られている墓誌(法名碑)には「元禄」の年号が…。皆さんの話題になっていました~。西暦だと何となく何年前だとかわかりますが、和歴だと…簡単には計算できませんよね。すぐにiphoneで調べてみると、
元禄時代
でした。
どんな時代だったのでしょうか。1688年から1704年までが元禄時代。天皇は東山天皇。お殿さま5代将軍 徳川綱吉。うーんなんかピンとこないですね…。
赤穂浪士の時期と言えばピンときますよね。浅野 長矩(ながのり)に即日切腹を命じたのが綱吉。※浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)ってのは官命なんだって。

家光の4男 徳川綱吉
戦国時代の殺伐とした時代から江戸時代になってやっと落ち着いてきた時。こういう時に文化は花開くんですよね。ヨーロッパのルネサンスと同じ。
和製ルネサンスというものが僕は一番思い出します。
元禄文化
暗い時代を抜け出すとすべての芸術の文化で名作などが出てくるんです。
青木崇高さんと優香さんが結婚するキッカケになったNHKのドラマ「ちかえもん」これは近松門左衛門が主役なんです。その近松門左衛門が作った名作の人形浄瑠璃「曽根崎心中」ができたのが元禄時代なんですよね。
調べてみると元禄時代にでてきたのは名作ばかり。松尾芭蕉の「奥の細道」、菱川師宣の浮世絵「見返り美人」、初代市川団十郎が活躍していたのも元禄時代

尾形光琳の風神雷神図屏風も元禄時代
たぶんその時代の江戸は活気があったんだろうな。「元禄」というキーワードだけでここまで調べることが出来る。
ご自分のお墓に行った時などに、ぜひ戒名がほってある墓誌(クリスチャンの方はお名前と西暦)をご覧になってください。名前は彫られていなくても没年月日はほとんどの場合彫られています。江戸時代など古い時代のものではなくても、明治、大正、昭和などその時代何が起きていたのか、ご先祖さんはその時のなかでどういう風に生きていたのかなどを調べてみる良い機会かもしれませんね。
今自分がここにいるルーツになるのですから調べても損はないと思いますよ。
ではまた。
今日の記憶に残る一言
母の日に亡くなって、父の日に埋葬でした。何かの縁ですね。
喪主さんが言った一言でした。
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- 創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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