今の時代にあったお寺さんの管理運営とは

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昨日は本当に夜寒かったですね。一転今日の東京は晴天。気温の寒暖差にやられそうな石屋のけんすけこと清水屋5代目予定の清水健介です。

自己紹介についてはこちらをご覧ください。僕がなぜ石屋さんになったかとか色々書いてあります。https://www.shimizu-kensuke.com/top/

昨日は全優石津波記憶石プロジェクト 岩手県大船渡市吉浜でお世話になった玉川大学 髙橋正晴先生・はぎの家の萩元社長と久々の再開&懇親を楽しみました。もうすぐ3月11日。5年が経とうとしています。その記事も書いている最中なのでまたできたらお知らせしますね。寒さで顔バキバキ…。

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さて、今回のブログのタイトルなんですが、お寺さんの管理運営?よくわからないな~とおもいます。つまり

お寺さんの掃除は誰がやる?

お寺さんのイメージでお坊さんが履き掃除をしている映像って頭に浮かびませんか?そう!お寺さんのお仕事のなかで重要なのはお掃除なのです。

今日は月例でお寺さん掃除だったのですが、そのお寺でお掃除をしている方達はみんな檀家さんなんです。そのお寺にお墓を持っている方達が皆で動いてお掃除をするスタイル。

色々なお掃除のスタイルはあると思いますが下記に書くと。

  1. お寺さんが掃除をする人を雇っている。
  2. そのお寺で修行をしている僧侶さんが掃除をする。
  3. 業者さんにまかせている。
  4. 住職さん、奥さんが自分でやる。

こんな感じでしょうか。ですので僕が今日行ったお寺さんは5のその他になるかもしれません。

1,2,3はいいのです。ちゃんと出来る人がやっているので何も問題はありません。残った4番目これが問題になってきます。

お寺さんのお掃除は色々あります。本堂の床拭き、ガラス拭き、落ち葉の掃き掃除、ゴミ箱掃除…etc たぶん無数にあるんです。

あっそうそう。ちなみにですが、よくお墓の中が掃除されていない!と怒っているお客さんがいらっしゃるのですが、お寺さんへ払っている管理費というものは上記の所を掃除するためのものです。ですので御自分の墓地内は自分でお掃除をするものなんです。自分でやるのが厳しくなってきたという方もいらっしゃると思います。そういう時はお墓掃除代行を石材店などが行っていますのでお問い合わせくださいね。

ダスキンに頼めるならそれが一番いい。でもお金が…。

結局、お寺さんも業者さんにまかせるのが一番いいのですがお金がかかってしまう…。今お寺離れという言葉もありますが、一部のお寺さんを除き、経営的に厳しいお寺さんも少なくないです。

御住職夫妻が若いうちはいい、でも年をとってくると…。なかなかできなくなってきて、お寺さんが荒れてきてしまうという事例は全国的にものすごく多いのです。

実は僕がやってきたお掃除会にもそれがあてはまります。みんな年齢が高くなるにつれ欠席する人も増えてきた。お寺さんは規模の大小あれど通常の家の何倍も広いです。掃除にはマンパワーが必要なんです。欠席率が高くなってくると正直きつい。ではどうすればいいのか。

お寺さんの掃除を教育に取り入れてみたら?

昔、お寺さんは教育の場でした。時代は変わり今はそうではなくなってきてしまった。それを掃除を通して考えなおすというのが僕の提案です。

具体的に言えば、小・中学校の校外学習でお寺のお掃除をやるということです。よく公道の掃除はみかけますが、お寺さんは僕の周りでは聞いたことがない。掃除をした中学生でも道路にガムを捨てる子はいるでしょう。でもさすがにお寺さんにガムは捨てない。やっぱり教育の場としてふさわしいと思う。

指導する住職さんのお考えにもよりますが、先祖崇拝のようなお題目もそうですが、両親を大切にする・友達を大切にするなど色々なことが掃除を通して教えられる気がします。

掃除ひとつをとっても時代とともにお寺さんも変わっていかなくてはいけないのではと思っている僕でした。

ちなみに箒の写真は伝説と言われている玄徳という竹ほうきです。植木屋さんでは有名なのかな?とにかく掃きやすい。コシっていうのかな。やわらかすぎず、硬すぎずみたいな。僕にとってはハリーポッターに出てるニンバス2000みたいなものです~。ファイアボルトまではいかないけど…。

Nimbus_2000

ではまたあした。

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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