どんなお墓が負担がかからないのか ちょっとだけ考えてみた。

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年末年始とそんなに寒くなかったのにここ数日寒い!洗い物仕事などをしているとバケツの水が手にしみます…。こんにちは石屋のけんすけこと清水健介です。

世間はとっくに仕事が始まっていると思うのですが、お寺さんはちょっと一休みです。年末年始でものすごく忙しかったのでここらでクールダウンです。午前中伺った時も疲労度もマックスという感じでした。

そんなお寺さんをブラブラ歩いていましたら江戸時代のお墓に目が行きました。全然珍しくなく普通にあるんです。

天保6年、文政10年になくなった方の夫婦墓

昔は夫婦墓もしくは個人墓が多かったんです。戒名と没年月日のみの彫刻で俗名や亡くなった年齢などは彫られていないです。

今はお墓の多くが○○家之墓ってのが多いんだけど名字の維持も難しくなってきた時代です。

うちのお墓は花立てに家紋と一緒に彫られています。

最近よく聞く“お墓が負担”になるというフレーズがありますが実際のところはどうなんでしょうかね。埋葬する場所は法律によって規定されているので絶対にそこでしかできないんです。もしくはお骨を家に置き続けるか。家に置くことは埋葬ではないので大丈夫なのです。

継ぎ手のいないご夫婦の場合、夫婦墓ってのももう一度あってもいいのではないかな~と思ったわけです。(霊園などでは継ぎ手がいない場合、墓所を購入できない場合がある)

ただ、制度的に永代使用ということではなくて期限付き使用という形をとったほうがいいと思うんですけどね。15年ごとに墓地を継続的に使用するかどうかの判断をするみたいな。継続的使用ができない場合には合祀するという流れです。

御子息がおられる場合、仕事の都合上 居住地が安定していない場合も両親だけは墓地を持てるという選択肢ができますよね。しかもこれを生前購入することで相続税対策にもなる。お墓や仏壇というのは祭祀承継財産といって相続税がかからないのです。

でもそうは言ってもお金がやっぱりお墓・葬儀ってお金がどうしてもかかってしまうところ。それを考えないで生活しているから何かあった時に金額が安いものに飛びついてしまうんだと思うんです。結果として埋葬後、後悔をかかえてしまうというケースが多くなっています。話しを聞いたことがありますが、海洋散骨などは初めはいいと思っていたのが後日虚しさを覚えるらしいです。

やはりお金の問題は生前、しかも若いうちから考えるようにしないとキツイよね。保険会社とコラボしてできないもんかねと思ったりするわけです。

そんなことを寒い中歩きながら考えておりました。暖かい元旦から始まった今年でしたが、急に冷え込んできていますので体調崩さないようにお身体に気をつけてくださいね。

今日はこのくらいで。ではまた!

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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